第6戦も前田健太の力は不可欠? 崖っぷちドジャース、理想の継投は…
想定通りに進めば第7戦は「ダルビッシュを登板させ、カーショーがリリーフ」の豪華リレー?
「ロバーツは何をしなければいけないのだろう? まずヒルが第2戦で確かに4回を好投したが、今回はそれよりも長いイニングを投げ切れるかどうか見極める必要がある」
記事ではこのように指摘。指揮官が「リッチ・ヒルの好投を期待している。第5戦のような状況下においては、自分自身を追い込むことも厭わなければならないし、彼がそう言ったチャレンジにも問題ないということはわかっている」と話していることも伝えている。
では、ドジャースはどのようにして勝つべきなのか。前田については「第5戦でホームランを与えるまでポストシーズンでは信じられない活躍をしていた。特筆すべきは(2回2/3を1安打無失点と好投した)第3戦でのリリーフ登板の時だ」と相変わらず評価は高い。第5戦では疲労も見えたものの、モローも苦しんでいる現状で、その力は必要不可欠だ。
「理想的なプランとなると、ヒルからマエダへの継投(ヒルが5回1/3、マエダが1回2/3)、そしてそこからワトソンとジャンセンが1イニングずつという運びだ」
これで勝ち切ることができれば、第7戦はダルビッシュが先発し、中2日でカーショーがリリーフするという形が見えてくる。「その流れでドジャースが勝利を収めた場合、ロバーツは第7戦にダルビッシュを登板させ、カーショーにおそらく2~3回をリリーフで乗り切ろうとするだろう」。記事では、これをまさに「理想のプラン」として“提言”している。
「計画というものは、特に絶体絶命の状況においては、頓挫するものだ。しかし、これはロバーツが第6戦に向けてのプランとほぼ同様のものだ。火曜日にドジャースタジアムでどこまでこのプランに肉薄できるかが注目だ。ワールドシリーズが今のこの時点に至るまでどれだけ信じられないものになっているか誰の目にも明らかなだけに、これを見逃すなんてあり得ない」
歴史に残る名勝負となっている今年のワールドシリーズ。ドジャースが本拠地で逆転での世界一にたどり着けるのか、それとも、アストロズが敵地で1勝を挙げて悲願の初Vを果たすのか。大熱戦への期待は高まっている。