いざセ・リーグ本拠地へ 日本S第3戦、連勝で乗り込むソフトBのキーマンは

好調デスパイネは横浜スタジアムでの守備にも注目

【対横浜DeNA 打者のキーマン】

◯デスパイネ
対横浜DeNA成績:3試合9打数3安打1本塁打5打点 打率.333

 31日の日本シリーズ第3戦における福岡ソフトバンクの打のキーマンとして、デスパイネを挙げたい。今季の交流戦では、横浜DeNAに対して上記のような成績を収めている。本拠地で行われた第1戦と第2戦では、先頭の柳田が安打で出塁し、続く今宮が送り、3番デスパイネが適時打を決めるという攻撃パターンで、いずれも先制に成功した。この2試合で8打数4安打3打点、長打率.625、出塁率.500、打率.500と、強打を誇る打線の中でも存在感を示している。

 また、日本シリーズ第3戦は横浜DeNAの本拠地・横浜スタジアムで行われる。DH制が使用できないため、普段守備に就かないデスパイネがどのように起用されるかは、戦況に大きな影響を及ぼすだろう。30日の練習では左翼の守備練習に励んだが、守り慣れない球場であることは間違いない。2連敗を喫した横浜DeNAも、馴染み深い本拠地で迎える日本シリーズには期するものがあるはずだ。

 福岡ソフトバンクは28日の初戦で横浜DeNAを圧倒して快勝を飾ったものの、今年のパ・リーグのクライマックスシリーズは、いずれも初戦に敗れたチームがこれまでのデータを覆して勝ち上がっている。昨年の日本シリーズでも、最終的に栄冠に輝く北海道日本ハムは、敵地で連敗を喫し、本拠地で巻き返してきた。福岡ソフトバンクは「勝って兜の緒を締め」ながら、2年ぶりの日本一へ着実に歩みを進めたい。

【動画】日本シリーズでも本塁打は出るのか…CSで放ったデスパイネの豪快弾

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY