オリックス秋季キャンプ、11月2日から3日間をパ・リーグTVでライブ配信

オリックス・宗佑磨【写真:荒川祐史】
オリックス・宗佑磨【写真:荒川祐史】

1軍定着目指す若手が高知で16日間の秋季キャンプ

 オリックスが11月2日から17日に、高知県高知市東部野球場で秋季キャンプを行う。キャンプインからの16日間は3つのクールに分けられ、2日からの4日間は第1クール、7日からの4日間は第2クール、12日からの6日間は第3クールとなる(6日と11日は休日)。リーグ公式動画配信サービスのパ・リーグTVでは、初日からの3日間をライブ配信すると発表。ライブ配信予定日時は以下のとおりだ。

○ライブ配信予定日時
11月2日(木) 9:30~15:00
11月3日(金) 10:00~15:00
11月4日(土) 10:00~15:00
※配信開始時間の前後や天候による配信の変更、中止あり

 参加を予定している選手は22人で、内訳は投手12人、捕手2人、内野手5人、外野手3人となっている。参加者は今季、それぞれ1軍で下記の成績を残した。

○2017年オリックス秋季キャンプメンバー
【投手】
14 吉田一将投手 29試合 2勝1敗0S 7HP 43回 防2.72
27 青山大紀投手 1試合 0勝0敗0S 0HP 4回 防6.75
39 小林慶祐投手 35試合 2勝1敗0S 3HP 40.2回 防3.98
43 山本由伸投手 5試合 1勝1敗0S 0HP 23.2回 防5.32
49 澤田圭佑投手 13試合 0勝2敗0S 0HP 13回 防4.15
54 黒木優太投手 55試合 6勝3敗2S 31HP 53.1回 防4.22
58 金田和之投手 34試合 4勝1敗0S 6HP 39回 防4.15
60 赤間謙投手 7試合 1勝0敗0S 1HP 11.1回 防7.15
63 山崎颯一郎投手 1軍登板なし
68 鈴木優投手 1軍登板なし
69 大山暁史投手 32試合 1勝0敗0S 7HP 26回 防3.46
124 榊原翼投手 1軍登板なし

【捕手】
23 伏見寅威選手 4試合 0安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率.000
37 若月健矢選手 100試合 44安打 1本塁打 18打点 0盗塁 打率.202

【内野手】
5 西野真弘選手 100試合 66安打 2本塁打 21打点 8盗塁 打率.234
6 宗佑磨選手 10試合 4安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率.182
10 大城滉二選手 122試合 85安打 2本塁打 21打点 7盗塁 打率.246
52 岡崎大輔選手 5試合 2安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率.143
127 坂本一将選手 1軍出場なし

【外野手】
8 駿太選手 129試合 71安打 2本塁打 27打点 4盗塁 打率.240
99 杉本裕太郎選手 9試合 2安打 1本塁打 2打点 0盗塁 打率.118
122 張奕選手 1軍出場なし

 今季は1軍で多く試合に出場した選手も参加する。現時点での経験値に差はあるが、それぞれが1軍定着を目指すことに変わりはない。ここでは、ファームを主戦場とした選手の中から、今季目覚ましい活躍を見せた、要チェック選手を紹介しよう。

 ファームで33.2回を投げて、与えた四球はわずかに2つだけと、驚くべき投球内容だった山本投手は、1軍登板2戦目だった8月31日ロッテ戦で球団の高卒新人では23年ぶりとなる白星を手にした。19歳を迎えたばかりとは思えないマウンドさばきと140kmを超えるフォークが来季どれだけ1軍で見られるか、今から楽しみに待ちたい。

 宗選手はフレッシュオールスターに初選出されると、ウエスタン3位の107安打を放った。9月に今季2度目の1軍昇格を果たした際は、27日の北海道日本ハム戦でうれしい1軍初ヒットを記録している。

 2軍でチームトップの8本塁打を放った杉本選手も9月に1軍へ上がり、9日の楽天戦に「1番・センター」で先発出場。日本人では史上3人目となる初回先頭打者アーチでのプロ初安打を放ち、華々しいデビューを飾った。

 クライマックスシリーズに進めなかったことで、シーズン終盤のオリックスには来季以降を見越した若手選手の積極的な起用が見られた。秋は新しいことにチャレンジするチャンスだ。そして、個々のレベルアップはチーム力の底上げへとつながる。各々がどのような課題を持って秋季キャンプに取り組んでいるのか。じっくりと観察すれば、来季への期待が膨らむことは請け合いだ。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY