ダルビッシュKOで世界一逃すも…指揮官「先発させてよかった」「後悔はない」
ダルビッシュが2回途中KO「結果は予想外」も…「ユウに先発させて良かった」
ドジャースのダルビッシュ有投手は1日(日本時間2日)、ワールドシリーズ第7戦で先発し、1回2/3を3安打5失点(自責4)と2試合連続で炎上KO。ドジャースは1-5で敗れ、3勝4敗で29年ぶりの世界一を逃した。今季途中にトレードで獲得した右腕に絶大な信頼を寄せて最終決戦のマウンドに送り出したデイブ・ロバーツ監督は「結果は予想外だった」としつつ、「後悔はしていない」「ユウに先発させて良かった」と振り返っている。
ダルビッシュは初回、先頭スプリンガーに二塁打を浴びていきなりピンチを迎える。続くブレグマンは一ゴロも、一塁手のベリンジャーからベースカバーに入ったダルビッシュへの送球が逸れ、タイムリーエラーに。わずか4球で先制点を奪われた。さらに、アルトゥーベの打席でブレグマンに三盗を許すと、一ゴロの間に生還を許して初回に2点を失った。
2回は先頭マッキャンに四球。ゴンザレスには右中間への二塁打を浴び、無死二、三塁とまたしてもピンチを背負った。レディックはニゴロで1アウト。続くピッチャーのマッカラーズJrも二ゴロに仕留めたが、その間にマッキャンが生還。そして、続くスプリンガーにはフルカウントから直球を左中間スタンドに運ばれる2ランで5失点。ここで降板となった。
敵地での第3戦と同じ1回2/3でのKOで、リベンジはならず。ダルビッシュにとっても、ドジャースにとっても、あまりにも痛い炎上で世界一を逃した。
試合後の記者会見で、ロバーツ監督はダルビッシュの投球について「結果は予想外だった。(速球の)スピードはあったし、今日は良い投球をするだろうと思っていた。彼が登板したかったのは知っているし、準備もできていた。ただ、今日の結果は説明できない」と話した。