ダルビッシュKOで世界一逃すも…指揮官「先発させてよかった」「後悔はない」

「後から色々言うのはよくあることだけど、ユウに先発させて良かったと思っている」

 結果的に大きなダメージとなったのは、スプリンガーに浴びた2ラン。初回に二塁打を浴びていた相手に痛恨の一発を許した。この時点ですでに中継ぎ右腕モローが準備をしていたため、記者からは「ダルビッシュがスプリンガーとの2打席目も投げたことを後悔しているか?」という質問もあった。

 ただ、指揮官は「後悔はしていない。あの時点を振り返ると、スプリンガーのホームランとゴンザレスの二塁打以外は強打されておらず、それ以外では、エラーや盗塁、ボテボテのゴロだった。これは第7戦というのはわかっているが..…ホームラン以外は全て、明らかに良い結果になりえたと思う」と振り返った。

 また、中2日ながら3番手で登板して4回2安打無失点と好投したカーショーを初めから先発させるべきだったのではないか、という厳しい質問も飛んだ。しかし、ロバーツ監督はこれも真っ向から否定した。

「それに対しては、コメントすることはない。ユウはドジャースに加入してからずっと、先発で3本の指に入る選手だった。休みの間隔を短くしてアレックス・ウッドに先発させるのは、彼はその状況に慣れていないわけだし、彼らのどちらかが先発することでどんな結果が生まれるかはわからない。それはユウにとってはフェアーなことではない。後から色々言うのはよくあることだけど、ユウに先発させて良かったと思っている」

 ワールドシリーズでまさかの2試合連続KOとなったダルビッシュ。結果的にこの2度の登板がシリーズの結果に大きく響いてしまった。批判は避けられない状況だが、指揮官は世界一を逃しても、自らの決断に悔いはないと明言していた。

(Full-Count編集部)

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