2連敗で本拠地に戻るソフトB、日本一へ背中を押すポジティブなデータ

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

DeNAが2連勝で踏みとどまるも…本拠地で圧倒的な強さ見せてきた今季のソフトB

 パ・リーグ王者のソフトバンクと、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを突破してきたDeNAが戦っている2017年の日本シリーズは、再び舞台を福岡へと移すことになった。ヤフオクドームで行われた1戦目、2戦目に勝利したソフトバンクは、横浜スタジアムで行われた第3戦にも勝利し、怒涛の3連勝で一気に王手をかけた。

 横浜での日本一決定かと思われたが、そこからDeNAが意地の反撃に転じた。第4戦は先発・濱口遥大の8回途中まで無安打に封じる好投で初勝利をあげると、第5戦は4番・筒香嘉智の2安打1本塁打3打点の活躍などで逆転勝ち。3勝2敗とし、逆転での日本一の可能性を残して、敵地へと再び乗り込むことになった。

 3日の移動日を挟み、迎える4日の第6戦。ソフトバンクにとって、有利な状況は揺るがないだろう。ポジティブなデータが、鷹の背中を押す。

 まず、ここからの2試合が、本拠地ヤフオクドームで戦えることが何よりも大きい。ソフトバンクは今季、本拠地で滅法強かった。ヤフオクドームで67試合を戦い、48勝19敗で勝率.716をマーク。ホームで29個の貯金を作り出している。

 逆にDeNAは敵地での戦績が、35勝36敗1分と、黒星が先行する。スタンドには胴上げを期待するホークスファンが大挙して駆けつけ、大声援を送ることだろう。ホームアドバンテージが、ソフトバンクにはある。

4連敗なら“日本一逸”も…今季は1度だけ、DeNAのムードを変えられるのは筒香のバット

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