最後は衝撃の尻つき送球…5年連続GG賞三塁手の名場面に賛辞「史上最高だ!」

デビューから5年連続GG賞受賞したロッキーズ・アレナド

　ロッキーズのノーラン・アレナド内野手がメジャーデビューから5年連続のゴールドグローブ賞を獲得した。昨季まで2年連続で本塁打王と打点王の2冠に輝いたスラッガーは37本塁打（3位）、130打点（2位）と惜しくも打撃タイトルには手が届かなかったが、三塁の守備では圧巻のプレーを連発。5年連続で栄冠に輝いた。

　驚異的なダイビングキャッチや素手キャッチ、難しい体勢からの圧巻送球など数々の好守でファンを魅了。そんな26歳の偉業を祝してロッキーズの球団公式ツイッターでは同選手の名場面動画を紹介した。するとファンからは多くの反響が寄せられ、「見よ、フィールド上で起きている最高のショーを。彼はいつだって、ノーラン・アレナドなんだ。史上最高（GOAT）」、「彼は十分（ゴールドグローブ）に値する」、「ノーランが史上最高だ!　おめでとう、兄弟。君と直接ハイファイブできたらいいのに」、「プレーオフに出ていようがいまいが、彼がMVPだ」など称賛の声が相次いだ。

　1分53秒の動画の中では超人的な身体能力を生かして好守を連発。その最後には6月28日のジャイアンツ戦で見せた衝撃の「尻つき送球」も紹介された。同試合でアレナドは三遊間に飛んだブラックの痛烈な打球を横っ飛びでストップすると、這いつくばるようにしてボールを拾い上げ、回転しながら尻を地面についた状態で一塁へ送球。見事にアウトに仕留めていた。

　昨季の4年連続受賞の時点でロッキーズの選手として史上初とされていた26歳は今季5年連続という偉業を成し遂げた。それでも一部には「そもそもそんなに驚きかな？」との声も出ており、来季以降もアレナドのビッグプレーに多くのファンが期待を寄せている。