イチロー代理人がアスレチックスと接触か 監督は元マリナーズ指揮官メルビン氏

マーリンズからFAとなったイチロー【写真:Getty Images】
マーリンズからFAとなったイチロー【写真:Getty Images】

ボッグス代理人がアスレチックスと接触、米メディアが伝える

 マーリンズからフリーエージェント(FA)となったイチロー外野手について、同選手の代理人を務めるジョン・ボッグス氏とアスレチックスが接触したと米メディアが伝えている。米地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」の姉妹サイトにあたる米メディア「SFゲイト」が伝えている。

 記事では西海岸のオークランドに拠点を置くアスレチックスが来季の補強策としてマーリンズのクリスチャン・イエリッチ、マルセル・オズナ両外野手をターゲットとする可能性をレポート。その中でマーリンズをFAとなった44歳のベテランの動きについても伝えている。

 同メディアは「イチロー・スズキの代理人、ジョン・ボッグスはイチローと長年にわたり親密な関係を築いてきたボブ・メルビン(現アスレチックス監督)の伝手で今週、アスレチックスと接触した」とレポート。メルビン監督はマリナーズを率いた2003年、2004年の2シーズンでイチローとともに戦った経緯がある。

 また記事では、同球団が過去20年の間でフランク・トーマス氏や松井秀喜氏、マイク・ピアッツァ氏、ノマー・ガルシアパーラ氏ら一流選手がキャリアの終盤に差し掛かったタイミングで契約してきたことを紹介。反面で、アスレチックスが右打ちの外野手を探していることから、「イチローは左打者であり、(クリス)デービスがDHに入った場合、オークランドは彼にほとんど打席を与えることができないだろう」とも伝えている。

 一方、「殿堂入りが予想されているこの44歳の選手は来季もプレーすることを考えていて、西海岸のチームが好ましいであろう」とレポートし、ボッグス氏が「彼は来季プレーすることを熱望している。彼をプレーさせることで、チームにとってはメリットしか生まれないだろう」と語ったことも紹介している。

 果たしてイチローの去就はどのような形で決着するのか。その動向が注目される。

(Full-Count編集部)

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