シモンズに遊撃の最優秀守備賞 今季も驚愕送球「肩の強さは比べものにならない」

今季も華麗な守備を披露したエンゼルスのシモンズ【写真:Getty Images】
今季も華麗な守備を披露したエンゼルスのシモンズ【写真:Getty Images】

遊撃のウィルソン最優秀守備選手選出、ファンからあらためて称賛の声続々

 MLBではウィルソン最優秀守備選手が10日(日本時間11日)に発表され、エンゼルスのアンドレルトン・シモンズ内野手が遊撃で選出を果たした。

 メジャーNO1遊撃手とも称される名手は、2年ぶりの受賞。広大な守備範囲に加え、驚愕の強肩ぶりを誇り、メジャーでも怪物揃いの“花形ポジション“で一目を置かれる存在だ。今年も5月27日(日本時間28日)の敵地マーリンズ戦で、三遊間最深部から一塁へ重力に逆らうかのような”レーザー”送球を見せ、地元テレビの実況は「とんでもないプレー」と感嘆していた。

 昨年までにゴールドグラブ賞を3度、そしてフィールディング・バイブル・アワード賞は今年まで5年連続受賞と、28歳にしてメジャー史に残る名手としての地位を確立しつつあるシモンズ。MLB公式ツイッターやエンゼルス公式ツイッターなどがウィルソン最優秀守備選手の受賞を伝えると、地元ファンからは改めてその守備力を称える声が届いている。

「クロフォードもすごいが、シモンズよりも滑らかな選手はいない」

「シモンズのハイライト集が見たいな」

「トレードは正解だった」

「見ているのがとても楽しいね、2018年が今から待ちきれない」

「リンドーアのグラブ捌きは彼に匹敵するかもしれないけど、肩の強さは比べ物にならないね」

 なお、2012年に制定されたこの賞は、守備WAR(25%)、守備防御点(25%)、特に難しい守備プレーを何回行ったかを示すInside Edge fielding ratings(20%)、特に難しい送球を何回行ったかを示すInside Edge arm ratings(20%)、守備率(10%)といったセイバーメトリクスの数値から各ポジションの受賞者、最優秀守備選手、最優秀守備チームが決定される。今年の最優秀守備選手は、センターで驚愕の美技を連発したツインズの23歳の中堅手バイロン・バクストンが受賞。ドジャースが最優秀守備チームに選出された。

 各ポジションの受賞者は以下の通りとなっている。

捕手:マーティン・マルドナド(エンゼルス)
一塁:カルロス・サンタナ(インディアンス)
二塁:DJ・ラメーヒュー(ロッキーズ)
三塁:ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
遊撃:アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)
左翼:アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)
中堅:バイロン・バクストン(ツインズ)
右翼:ヤシエル・プイグ(ドジャース)
投手:タイラー・チャットウッド(ロッキーズ)

(Full-Count編集部)

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