メジャー新人王14日発表、ジャッジ&ベリンジャーは史上4組目のW満票選出か

共に新人王獲得が確実視されているヤンキース・ジャッジ(左)とドジャース・ベリンジャー(右)【写真:Getty Images】
共に新人王獲得が確実視されているヤンキース・ジャッジ(左)とドジャース・ベリンジャー(右)【写真:Getty Images】

ジャッジはメジャー、ベリンジャーはナ・リーグの新人本塁打記録更新

 メジャーでは13日(日本時間14日)から各賞の発表が行われる。13日には両リーグ新人王、14日(同15日)には両リーグ最優秀監督賞、15日(同16日)には両リーグのサイ・ヤング賞、そして16日(同17日)には両リーグ最優秀選手賞(MVP)が発表される。

 賞レース週間の口火を切る新人王は、ア・リーグはアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)、ナ・リーグはコーディ・ベリンジャー内野手(ドジャース)の受賞が確実視されており、MLB公式サイトでは特集記事内で「唯一の疑問は、2人揃って満票の栄誉に与るかだ」としている。

 記事によれば、ジャッジとベリンジャーはあらゆる面で「稀な組み合わせ」だという。今季52本塁打を放ち、マグワイアの49本を超えて新人最多記録を打ち立てたジャッジに対し、ベリンジャーは4月下旬のデビューながら39本塁打を放ち、ナ・リーグ新人記録を樹立。2人の本塁打合計は91本に達し、これは同期新人王の合計本塁打数として最多を誇る1987年の67本(マグワイア49本、サンティアゴ18本)を大きく上回るという。

 また、これまでメジャーでは21選手が満票で新人王を獲得したが、両リーグの新人王が同時に満票選出されたのは、1987年のベニト・サンティアゴ(パドレス)とマーク・マグワイア(アスレチックス)、1993年のマイク・ピアザ(ドジャース)とティム・サーモン(エンゼルス)、1997年のスコット・ローレン(フィリーズ)とノマー・ガルシアパーラ(レッドソックス)のわずか3組だけ。ジャッジ&ベリンジャーが史上4組目の満票コンビとなるかにも期待が掛かる。

 ちなみに、これまでの新人王輩出数を球団別に見ると、ドジャースが17人で圧倒的1位。ヤンキースはアスレチックスと並ぶ8人で2位タイとなっているというデータも、2人の受賞を大きく後押しすることになりそうだ。

 新人王発表はジャッジとベリンジャーの独壇場になるのか。あるいは他の候補が1位票を奪い、満票選出を阻止するのか。注目の発表は日本時間14日午前8時から始まる。

(Full-Count編集部)

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