NY紙が選ぶ今オフ注目トップ5 1位に大谷翔平 移籍の障壁も「解決される」

日本ハム・大谷翔平【写真:田口有史】
日本ハム・大谷翔平【写真:田口有史】

米メディアからも注目浴びる二刀流右腕

 ニューヨーク紙が今オフのメジャーリーグの5つの注目点を特集し、その筆頭にメジャー挑戦の意思を正式に表明した日本ハムの大谷翔平投手を挙げている。米紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が特集している。

 プロで5シーズンを終えた大谷は二刀流として強烈な輝きを放ってきた。今季は負傷に苦しんだものの、シーズン中には多くのスカウトが集結。投手としてプロ通算85試合に登板し、42勝15敗、1ホールド、防御率2.52、打者として1170打席に立ち、296安打、48本塁打、166打点、打率.286を記録した。

 メジャー移籍の意思を公言した23歳についてNY紙は今オフの注目の事象5つの1位に掲載。ポスティングシステムの改定案にメジャーリーグ選手会が反発していることに言及しつつ、「選手がメジャーに来たくてたまらないと思っているのだから、この問題は解決されることになるだろう」とレポートした。

 また、2位にはトレードの可能性が浮上しているマーリンズ主砲ジャンカルロ・スタントン外野手、3位にはエリック・ホズマーやマイク・ムスターカス、JDマルティネス、ジェイク・アリエッタ、グレッグ・ホランドら注目のFA選手を抱えているスコット・ボラス代理人の動向を掲載。

 また、4位に救援投手陣、5位に先発投手陣の動きを挙げ、先発投手については「ダルビッシュは、特に素晴らしい。なぜなら、オオタニとは別の話だが、彼は先発の中で一番の素晴らしい才能を持ち得る選手だからだ」としつつ、「彼はワールドシリーズを2つの悲惨な登板で終えてしまった。その結果が、彼のマーケットにおいてどれほどの妨げになってしまうのだろうか」と疑問を投げかけている。

 現在は各球団の強化責任者が集うGMミーティングがスタートしており、選手の去就について多くの情報が飛び交っている。近オフは多くの日本人選手も移籍市場に出ており、その動向が注目される。

(Full-Count編集部)

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