稲葉ジャパン、先発田口が7回零封の快投 雄叫び“連発”、7点リードで降板

無失点の好投を披露した侍ジャパン・田口【写真:Getty Images】
無失点の好投を披露した侍ジャパン・田口【写真:Getty Images】

6回には山川の適時打で2点追加、近藤はイチローばりの芸術的な打撃披露

 野球日本代表「侍ジャパン」は19日、「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」の決勝戦・韓国戦に挑み、先発の田口麗斗投手(巨人)が7回3安打無失点6奪三振と快投。役割を果たし、7点のリードを守ってマウンドを降りた。

 田口は初回、1死から死球を与えるも、後続を断って無失点。2、3回は3三振を奪うなど2イニング連続で3者凡退に抑えた。4回は2死から4番キム・ハソンに二塁打を浴びたものの、続くキム・ソンウクを一邪飛に仕留めた。

 その裏、日本は好調の外崎がタイムリーを放ち、待望の先制点を奪取。直後の5回、田口は2死から連打で一、三塁とされたが、パク・ミンウをニゴロに打ち取る。ピンチを切り抜け、雄叫びを上げた。

 打線が5回にも田口の力投に応え、外崎、近藤のタイムリーで3点を追加すると、左腕は6回にもマウンドへ。イ・ジョンフを遊ゴロ、ク・ジャウクを中飛に仕留め、2アウトを奪う。そして、最後はキム・ハソンを追い込み、インコースへの直球で見逃し三振。再び雄叫びをあげた。

 その裏、侍打線は3イニング連続で得点を奪う。2死から松本が四球を選ぶと、近藤が低めへの直球をイチローのような芸術的なバッティングでレフト線へ運び、二、三塁と好機を広げる。続く4番の山川はレフト前へのタイムリー。近藤も生還して2点を追加した。

 田口は7回も3者凡退に抑えると、その裏には西川がソロ弾。108球の熱投を見せた左腕は7点のリードを守って降板した。

(Full-Count編集部)

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