稲葉ジャパンがアジア制覇! 外崎2打点、西川3打点などで韓国を圧倒

打線が繋がった侍ジャパンは、韓国相手に完勝で大会優勝を決めた【写真:Getty Images】
打線が繋がった侍ジャパンは、韓国相手に完勝で大会優勝を決めた【写真:Getty Images】

先発の巨人・田口が7回無失点の好投で初代王者に輝く

 野球日本代表「侍ジャパン」は19日、「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ」の決勝・韓国戦に7-0で快勝し、アジア制覇を成し遂げた。先発の巨人・田口が7回3安打無失点の好投を見せると、打っては西武・外崎が2本の適時打、広島・西川は3安打1本塁打3打点の大暴れ。日本ハム・近藤健も“曲芸打ち”で2安打を放つなど、韓国投手陣に2ケタ安打を浴びせかけた。

 待望の先制点をあげたのは4回。先頭の西武・山川が四球で出塁し、上林の犠打を相手捕手が野選。無死一、二塁とすると、18日の台湾戦で先制ソロを放っていた外崎が右翼フェンス直撃の先制適時打を放ち、先行した。

 さらに、5回にも打線が繋がった。先頭の松本が右前安打で出塁すると、近藤健が右前安打。“日ハムコンビ”でチャンスを作ると、1死からソフトバンク・上林が四球を選んで満塁に好機を拡大。ここで先制打の外崎が立つと、今度は内角の真っ直ぐを、詰まりながらも左前へと弾き返し、この日2本目の適時打とした。

 なおも2死一、二塁で西川が右中間を破る2点適時二塁打を放って、さらに2点を追加した。6回にも松本の四球、近藤健の低めのボール球を左翼線へ運ぶ二塁打で2死二、三塁として、山川が左前へ2点適時打。7回には西川にソロ本塁打が飛び出して7点差とし、韓国を突き放した

 7回まで田口がゼロ行進を続けると、8回は阪神・石崎、9回をDeNA・山崎が封じて、宿敵・韓国に圧勝。新たに侍ジャパンの指揮官に就任した稲葉篤紀新監督は、初陣となった大会で見事に侍ジャパンをアジア王者へと導いた。

(Full-Count編集部)

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