米殿堂入り有資格者発表、松井秀喜氏、元楽天AJら19人が新たにリスト入り

米国野球殿堂入り候補者に名を連ねた松井秀喜氏【写真:Getty Images】
米国野球殿堂入り候補者に名を連ねた松井秀喜氏【写真:Getty Images】

四国IL高知のマニー・ラミレスも引き続き有資格

 米国野球殿堂と米国野球記者協会(BBWAA)は20日(日本時間21日)、2018年の殿堂入り有資格者を発表した。今年から新たに有資格者リスト入りした19人の中には、元ヤンキースの松井秀喜氏、元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏の名前も挙がった。

 松井氏は日本で10シーズンを過ごした後、2003年にヤンキース入りした。メジャーでも“ゴジラ”の愛称で親しまれ、2009年にはヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献。日本人メジャーリーガーとして初めてワールドシリーズMVPを獲得した。その翌年にエンゼルスに移籍。アスレチックス、レイズでプレーし、2012年を最後に現役を引退。現在はヤンキースGM特別アドバイザーとして、傘下マイナーを巡回しながら若手選手の指導に当たっている。メジャー通算成績は、1236試合に出場し、1253安打、175本塁打、760打点、打率.282、出塁率.360だった。

 2013年から2シーズンを楽天でプレーし、球団初の日本一に貢献した“AJ”ことジョーンズ氏は、1996年にブレーブスでデビュー。走攻守3拍子揃った外野手として、1997年に新人王を獲得。その後もメジャー屈指の巧打者として活躍した。2008年に12シーズンを過ごしたブレーブスからドジャースに移籍。その後はレンジャーズ、ホワイトソックス、ヤンキースと渡り歩き、2013年に来日した。現在は古巣ブレーブスで特別アシスタントを務めると同時に、オランダ代表チームのベンチコーチとしても活躍する。現役時代は通算2196試合に出場し、1933安打、434本塁打、1289打点、打率.254、出塁率.337をマークした。

 有資格1年目の元選手は下記の通り。

クリス・カーペンター投手(カージナルス)
ジョニー・デイモン外野手(レッドソックスほか)
リバン・ヘルナンデス投手(エクスポズほか)
オーランド・ハドソン内野手(ブルージェイズほか)
オーブリー・ハフ内野手(オリオールズほか)
ジェーソン・イズリングハウゼン投手(エンゼルスほか)
アンドリュー・ジョーンズ外野手(ブレーブスほか)
チッパー・ジョーンズ内野手(ブレーブス)
カルロス・リー外野手(ブルワーズほか)
ブラッド・リッジ投手(フィリーズほか)
松井秀喜外野手(ヤンキースほか)
ケビン・ミルウッド投手(オリオールズほか)
ジェイミー・モイヤー投手(マリナーズほか)
スコット・ローレン内野手(エンゼルスほか)
ヨハン・サンタナ投手(ツインズほか)
ジム・トーミ内野手(インディアンスほか)
オマー・ビスケル内野手(インディアンスほか)
ケリー・ウッド投手(カブス)
カルロス・ザンブラーノ投手(カブス)

 その他の有資格者14人は下記の通り。
バリー・ボンズ外野手(ジャイアンツ)
ロジャー・クレメンス投手(レッドソックスほか)
ブラディミール・ゲレーロ外野手(エンゼルス)
トレバー・ホフマン投手(パドレス)
ジェフ・ケント内野手(ドジャース)
エドガー・マルティネス内野手(マリナーズ)
フレッド・マクグリフ内野手(ブルージェイズほか)
マイク・ムッシーナ投手(ヤンキースほか)
マニー・ラミレス外野手(インディアンスほか)
カート・シリング投手(レッドソックスほか)
ゲリー・シェフィールド外野手(マーリンズほか)
サミー・ソーサ外野手(カブスほか)
ビリー・ワグナー投手(メッツ)
ラリー・ウォーカー外野手(ロッキーズほか)

(Full-Count編集部)

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