1年目終えた楽天田中が抱く、西武・松井稼への熱い“思い”「一番尊敬してる」

田中は1月に松井稼と自主トレ「稼頭央さんがやっていることをマネしたい」

 立教大から入団した田中は1年目の今季、51試合に出場した。打率は.111だっただけに「打撃面では数字の通り、全然、貢献できていないと(球団から)厳しく言われた」と話したが、「守備と走塁の面で評価していただいた」と、俊足で評価されたことは喜んだ。2年目の来季に向け、「足を生かすためには打撃で塁に出ないことには始まらない。打撃面でアピールして、持ち味である走力を生かしたい。打率や出塁率といった変動するものではなく、盗塁数やヒット数など、確実に増えるものを考えてやりたい」と話した。

 来季の飛躍を目指し、1月の自主トレは楽天を退団し、西武に移籍した松井稼頭央と行う予定だ。「選手としても、人としても、一番、尊敬している。道具を大切にしたり、スタッフや審判の方への対応だったり、本当に素晴らしい。僕もそうなりたい」と憧れの眼差しを向ける。遠征では食事に連れて行ってもらい、「野球のことも野球以外のことも熱く語っていただいた。結果を出せていない僕に時間を作っていただいて、僕のためになる話をしていただいた」と感謝。自主トレでは「一緒にいるだけで成長できると思う。とにかく、ついていきたい。稼頭央さんがやっていることをマネしたい」と話した。

 菅原と田中は、堀内謙伍捕手とともに11月25日から12月17日まで台湾で行われるウインターリーグに参加する。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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