最下位ロッテの戦力整理 京大卒、元教習所教官など9選手に戦力外

京大卒の田中はプロで1勝出来ず、金森は日本ハム→四国アイランドリーグ→ロッテの異色の経歴

◯田中英祐(戦力外)
 プロ3年目。通算2試合登板。0勝1敗0ホールド0セーブ、防御率13.50。白陵高から京都大学工学部を経て、2014年のドラフト2位指名を受けてロッテに入団。大手企業への就職を辞退し、京大出身として初のプロ野球選手となった。1年目の4月29日の西武戦(QVC)で初登板初先発したが、3回5失点で敗戦投手。5月1日の日本ハム戦(QVC)で中継ぎ登板したが、この時も3イニングを投げて4失点。その後は投球フォームを崩すなど大不振に陥り、2年間1軍登板なしに終わり、プロ生活3年で戦力外を通告された。

◯黒沢翔太(戦力外)
 プロ7年目。通算14試合0勝1敗0ホールド0セーブ、防御率4.44。埼玉県立秩父高から城西国際大と渡り、2010年の育成ドラフト1巡目でロッテに入団。2軍での好投が実り、3年目の2013年途中に支配下登録され、8月には1軍初登板を果たす。2015年には6試合、2016年は4試合に登板したが、今季は1軍登板なしに終わった。

◯信楽晃史(戦力外)
 プロ2年目。1軍出場無し。日南学園高から福岡大を経て自動車教習所を運営する宮崎梅田学園から2015年のドラフト6位でロッテに入団。アマ時代に自動車教習所の教官をしていた経歴からドラフト指名時には大きな注目を集めた。だが、結果的には2年間で1軍での登板がないままに、戦力外通告を受けた。

◯金森敬之(戦力外)
 プロ14年目。通算87試合登板、6勝3敗3ホールド0セーブ、防御率4.92。東海大菅生高から2003年のドラフト6位で日本ハムに入団。プロ4年目の2007年に1軍デビューを果たすと15試合に投げて4勝をマーク。2010年に17試合に投げたが、2011、2012年は1軍登板無しに終わり、日本ハムから戦力外通告を受けた。2013年が四国アイランドリーグplusの愛媛でプレー。オフのトライアウト、秋季キャンプに行われた入団テストを経て、育成契約でロッテ入団が決定。NPB復帰が決まった。2014年途中には再び支配下登録を勝ち取って10試合に、2015年は16試合に登板したが、昨季は1試合、そして今季は1軍登板は無かった。

猪本、柴田のテスト合格組は2度目の戦力外に

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