11年ぶりBクラス、巨人の戦力整理 村田戦力外&6選手引退、激動のオフに

相川は23年に渡り第一線で活躍、藤村は2011年の盗塁王

◯相川亮二(引退)
 プロ23年目。1508試合4429打数1150安打69本塁打475打点、打率.260。東京学館高から1994年のドラフト5位で横浜(現DeNA)へ入団。入団当初はチームには谷繁元信がおり、控えが続いたが、谷繁が中日へと移籍した2002年から出場機会を増やしいき、2004年には正捕手の座をつかんだ。2005年には144試合に出場し、2007年には123試合で打率.302をマークした。

 2008年オフに海外FA権を行使してメジャー挑戦を目指したが、交渉がまとまらずにヤクルトへと移籍。2013年は日本代表メンバーに選出されWBCに出場。2014年、中村悠平の台頭により、移籍後最少の58試合出場に終わると、2度目のFA権を行使。巨人へと移籍した。移籍1年目は怪我に泣かされ、その後は小林誠司の台頭で、主に控え捕手の役回りに。今季も29試合出場に終わり、23年に及んだプロ人生に幕を降ろすことになった。

◯松本哲也(引退、3軍外野総合コーチ)
 プロ11年目。591試合1280打数336安打0本塁打57打点65盗塁、打率.263。山梨学院大附高から専修大を経て、2006年の育成ドラフト3位で巨人入り。1年目の春季キャンプでいきなり支配下契約を勝ち取り、巨人の育成選手で初めて支配下登録された「元祖育成の星」だった。2008年に1軍デビューを果たしたが、デビュー戦初打席でいきなり骨折。3年目の2009年に外野手のレギュラーとなり129試合に出場。打率.293をマークして新人王を獲得した。その後はスタメンの座を掴み続けることは出来ずに、徐々に試合数を減らしていき、今季は1軍出場なしに終わった。今季限りで現役を引退し、来季は3軍外野総合コーチへと就任する。2009年新人王、ゴールデングラブ賞1回。

◯藤村大介(戦力外、引退)
 プロ10年目。通算294試合689打数156安打0本塁打27打点49盗塁、打率.226。2007年の高校生ドラフト1位で熊本工高から巨人入り。4年目の2011年に初めて1軍の舞台を踏むと、一気に二塁手のレギュラーの座を獲得。119試合に出場して、打率は.222だったが、28個の盗塁を決めて盗塁王を獲得した。2012年は控えに甘んじることが多くなり、109試合出場。2013年には40試合と出場機会が減っていき、2015年、そして今季と1軍出場無し。戦力外通告を受けると、28歳の若さで現役を引退することとなった。今後は球団職員となる予定。

高専出身初のプロ鬼屋敷も引退

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