新天地探しへの険しい道…実績十分もいまだ去就が見えない選手たち
豊富な経験誇る選手、かつてのドラ1も…
また、豊富な実績を誇る選手では、通算534試合登板で31勝30敗167セーブ107ホールドを誇る武田久投手が、15年間在籍した日本ハムを退団。ソフトバンクからは、通算139試合登板で52勝48敗、防御率3.29の大隣憲司投手が戦力外となり、11年間プレーしたホークスを去ることになった。ともにまだ新天地は決まらず。大隣は、現役続行を目指してトライアウトにも参加した。
自由契約扱いで広島を退団した梵英心内野手も、まだ去就が見えてこない。2005年の大学生・社会人ドラフト3位で入団し、2010年には144試合出場でリーグトップの44盗塁を記録するなど、通算1096試合出場の実績を誇る。
DeNAから戦力外となった林昌範も、豊富な経験のある投手。巨人で先発、中継ぎとして活躍後、トレードで日本ハムに移籍。2011年限りで戦力外となったが、DeNAと契約し、ブルペンを支えた。最近2年間は登板がない。
飯原誉士外野手(ヤクルト戦力外)、柳瀬明宏投手(阪神戦力外)もプロで実績を残したベテランだが、まだ所属先が決まらず。この他、かつての“ドラ1組”では、片山博視投手(楽天戦力外)、松本啓二朗外野手、柿田裕太投手(ともにDeNA戦力外)、野村亮介投手(中日戦力外)が現役続行を目指してトライアウトに参加も、他球団から声がかかっていない。
この中からいったい何人が来季もNPB球団のユニホームを着ることになるのか。まだ残された時間は十分にある。
(Full-Count編集部)