「どっちかしかない」―日ハム栗山監督が中田翔をキャプテンに指名した理由

日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】

ファンフェスでサプライズ発表、「『キャプテンなんだから、ちゃんとやれ』と」

 日本ハムの栗山英樹監督が26日、札幌ドームで行われたファンフェスティバルで中田翔内野手を来季のキャプテンに指名した。

 例年は選手全員に一度説明していたら発表していたというが、この日はほとんどの選手が知らないというサプライズ発表になった。

「翔が打たないとチームが勝たないことは証明されている」と切り出した指揮官は、抜てき理由をこう説明した。

「いろんなことを背負わせてやるか、楽にするかどっちかしかない。そっち(前者)がいいと俺は判断した。『キャプテンなんだから、ちゃんとやれ』といろんな話をしたし、こっちはそれで勝負するんだと。それぐらい大事な選手」

 今季129試合に出場して、打率.216、67打点、16本塁打と低迷した主砲の再生とチームの再建。2つの意図を同時に込めた主将起用となった。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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