「僕が抑えを任されたのは奇跡に近い」―日ハム退団の武田久、会見一問一答

清宮の背番号21は「似合っていた」「バッターとして伝統をつくってほしい」

――これまで振り返って一番誇りに思えることは。

「体は小さかったですけど、実力というか圧倒的な力がなかったので、休んでいると必ず誰かに抜かれると思っていました。だから、どれだけ連投しても、疲れていても、自分から休みたいと言ったことは1回もなかったですし、そこだけじゃないですかね。その気持がなかったら、ここまでやれてないかなと思います」

――これからどのように野球人生を全うしたいか。

「まず選手としてやりますので。プロに入る前に日本通運さんには2年間お世話になっていますし、アマチュア野球の中では社会人は一番レベルが高いし、プロと違った一発勝負のあの緊張感の中でまた野球ができるというは楽しみでもあります。プロは戦力の差が出ますけど、アマチュア野球の場合は勝った者が強いという、そういう感覚がまた味わえるのは楽しみです」

――その気持がある限りは現役を続けるということか。

「そうですね。40ですからね、来年。まず来年1年しっかりやってみたいですね」

――自信のほどは。

「膝が何とか元気であれば、まだ投げられる自信はあります。肩、肘は大丈夫なので」

――残されたチームメートにメッセージを。

「さっきも言いましたけど、いろんな方々の支えがあって気持ちよくプレーできていると思いますので、(そのことが)当たり前じゃないということをどっか頭の片隅に持って頑張ってほしいと思います」

――ファンへのメッセージを。

「本当にファイターズファンは温かいですし、本当に支えられてきて、感謝の気持ちしかないですけど、これからのファイターズもずっと応援してほしいですね」

――清宮選手が背番号21を引き継ぐことになったが。

「似合っていましたよね。バッターとしての21という流れというか伝統をつくってほしいです」

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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