2年連続2桁弾も負傷に泣いた若き大砲 オリ吉田正が秘める来季への思い

ストレッチ、睡眠、入浴…コンディション維持へ試行錯誤

「その日のベストは何か、日々考えながらやれることをやっていました。動けないけど頭は動きますから。でも、頭で考えたことができないのは辛かったですね」

 そして1軍復帰戦となった7月9日の本拠地ロッテ戦ではいきなり2安打2打点と活躍。念願の舞台でいきなり快音を残したことには「ホームランより嬉しかった」と振り返る。

「次の日にホームランを打ちましたけど、このヒットの方が嬉しかったですね。1本出てくれてよかったです。リハビリの時に取り組んでいた、理想のスイングが出来たのかなと思います。下であまり打っていなかったんですが、イメージは悪くなかった。焦りはなかったですが、やっぱり嬉しかったです」

 復帰後は、今まで以上に腰のことを考えながらの調整が続いた。トレーナーに筋肉をほぐしてもらうだけでなく、自身でストレッチも行い、入浴時間も長めにとった。さらに、睡眠時間を最低でも7時間は取り、疲労を残さないように心がけたという。

「腰の上の張りが強い時はハムストリングをほぐしておく。下が固いと上が動いてしまうので、柔軟性がないと腰はうまく動いてくれない。『こうなっているからこうなる』というメカニズムは、トレーナーさんとも話して大体わかっています」

「同じ失敗をしないように」―、手術に踏み切った24歳の来季目標は

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