残留決断の田中将大が明かすヤンキースへの愛着「ヤンキースは特別なチーム」

Koboパーク宮城を訪問したヤンキース・田中将大【写真:編集部】
Koboパーク宮城を訪問したヤンキース・田中将大【写真:編集部】

来季世界一に意欲「ワールドシリーズ制覇への距離感は見えてきた」

 ヤンキース田中将大投手が30日、宮城県仙台市内のKoboパーク宮城を訪問した。囲み取材に応じた田中は、今オフにオプトアウトしなかったことについて「ヤンキースでプレーしたいから」と、シンプルかつ説得力ある理由を明かした。

 メジャー4年目の今季は開幕から好不調の波が激しく、苦しいシーズンとなった。だが、終盤に向けて復調し、30試合で13勝12敗、防御率4.74の成績。プレーオフでは、インディアンスとの地区シリーズ、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズで合計3試合に投げ、2勝1敗、防御率0.90と圧倒的なパフォーマンスを披露した。

 今オフは契約を破棄できるオプトアウト権を持っていたが、行使せずにヤンキース残留を決断。2020年の契約満了までヤンキースの一員としてプレーすることとなった。田中は残留した経緯について「コメント(声明)に全部の気持ち含めて出したつもりです。ヤンキースでプレーしたいから。自分は(メジャーでは)ヤンキースにしかいないですけど、ヤンキースが特別なチームだというのは、いろんな球場に行くし、メディアの方もいるので、それは(所属が)ヤンキースだけだとしてもわかります」と、4年を過ごしたチームに対する愛着を語った。

 今季リーグ優勝決定シリーズでは、ワールドシリーズ制覇を果たしたアストロズに3勝4敗で惜敗したヤンキース。あと一歩で進出は叶わなかったが「ワールドシリーズ制覇への距離感は見えてきた。チームの成長とともに、自分も成長していって、チームのピースの1つになれるように投げていきたい」と話す。田中自身、そしてチームの悲願でもある世界一を目指し、来季からもピンストライプに身を包み、マウンドに君臨する。

(Full-Count編集部)

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