ロッテ益田が1000万減の1.1億円、来季の“自己ノルマ”は50試合登板

契約更改に臨んだロッテ・益田直也【写真:細野能功】
契約更改に臨んだロッテ・益田直也【写真:細野能功】

今季は開幕時は守護神襲名も、相次ぐ失敗で守り切れず

 ロッテ益田直也投手が30日、ZOZOマリン内の球団事務所で契約更改に臨み、1000万円減の1億1000万円(金額は推定)でサインした。

 西野の先発転向に伴い、今季は開幕から抑えの重責を担ったが失敗が続いた。5月5日のソフトバンク戦では2点リードの9回に、昨年までの同僚だったデスパイネと上林に被弾し、逆転を許して黒星。その後、中継ぎに配置転換され、8月20日には登録抹消。38試合で0勝4敗9セーブ6ホールド、防御率5.09と期待を裏切った。

「(1億の大台は)ギリセーフ。始まりは(抑えの)いい所でよかったが、何もチームに貢献できなかった。昨年よかったのでいけると思ったが、甘かった。疲れというより思ったように(ストレートが)投げられなかった。いい日もあったが、悪い日が続いた。頭の中もグチャグチャだった」と、投球フォームに悩んだことを明かした。来季は中継ぎか抑えか、井口監督の考え次第だが「任された場所を最後まで維持できるようにしたい」と、50試合登板を自己ノルマとして課した。

 今季の反省を踏まえ「身体を一回りでかくしたい」と、このオフから筋力トレーニングに取り組んでいる。「身体を大きくすると可動域が狭くなるなども弊害もあるが、年齢とともに筋力が落ちるのはよく言われること。このまま(トレーニングを続けて)いけば、筋肉量が増えて5キロぐらいはアップするのでは」と。現在の体重は82キロから87キロに増える見込みだ。自主トレは一昨年から涌井らと千葉の館山に行っており、今オフも南房総で身体作りに汗を流す。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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