米メディア分析、大谷はどんな選手? 打者で「球宴級」、投手で「史上最高」

投手では「カーショー+ストラスバーグ+クローザー」÷3、ダルビッシュを「超える」

 一方で、同じ日本人選手としてイチロー外野手の名前も挙げ、当然ながら「異なる選手」と指摘。その上で「しかし、彼らの21歳シーズンでの成績は比較することができる。オオタニのスイングはより素晴らしく、彼にはパワーがある。しかし、21歳、そして22歳のイチローはすでに、どのような打者になるのかを予測していた。そして、オオタニにも同様のことが言えるだろう」としている。

 さらに、「類似した通算のスラッシュライン(打率/出塁率/長打率)を記録する現代の選手を見てみると、オールスター、殿堂入り、殿堂入り候補となっている」とも分析。打者として、オールスター級、うまくいけば殿堂入り級の能力の持ち主と絶賛している。

 投手としても、称賛の声が並ぶ。スターク氏は「彼の成績はクレイトン・カーショー、スティーブン・ストラスバーグ、そして大勢のクローザーを足して割ったような成績だろう」と言及。メジャー最強左腕カーショー、ナショナルズの剛腕ストラスバーグ、そして日本での奪三振率の高さからかクローザーの要素も含まれたような投手だという。

 1つ1つのボールについては「ユウ・ダルビッシュと比較する人が多いと思う」とした上で、スターク氏は「彼はさらに素晴らしくなるという期待と共にね」と付け加えている。ダルビッシュ以上の能力の持ち主と見ているようだ。「ダルビッシュというハードルがどれほどの高さであろうが、オオタニはそれを超えるだろう」。こう断言した上で「彼の才能を超えるものはあるだろうか? 我々は未だ目にしたことがない」と指摘。“史上最高の才能”に恵まれている選手と、まさに最上級の賛辞を送っている。

 打者として、投手として圧倒的な能力を兼ね備える大谷。その衝撃は、ついに海を渡ることになる。

(Full-Count編集部)

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