鷹・城所は現状維持4000万円 球団評価は「CSの苦しい場面で雰囲気変えた」

契約更改に臨んだソフトバンク・城所【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・城所【写真:藤浦一都】

レギュラーシーズンは2試合出場のみ「その分来季は暴れたい」

 ソフトバンクの城所龍磨外野手が5日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の4000万円プラス出来高でサインした。昨年オフに2年契約を結んでいるため、基本条件の変更はなし。今季は1軍で2試合出場に終わり、「苦しいシーズンだった。何も出来なかった」と振り返った(金額は推定)。

 シーズンはわずか2試合3打席にとどまり、打率.000。それでも、2連敗で迎えたクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦に突如として先発起用され、2本の二塁打と好守でチームを救い、シリーズの流れを激変させた。「CSの苦しい場面で雰囲気を変えてくれて良かったと言ってもらえました」と、球団側にもポストシーズンでの働きを評価されたという。

 ソフトバンクの外野陣は、柳田悠岐、中村晃に加え、今季は上林誠知も台頭した。レギュラーの座は埋まりつつあるものの、城所は「CSというところで使ってもらったので、まだチャンスはあると思う。シーズンの最初からパフォーマンスを出せるように。精神的な強さというのを磨いていきたい」とし、「今季はほぼ苦しい思いだった。その分来季は暴れたいと思います」と、来季の巻き返しを誓った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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