“逆輸入”マイコラスにカ軍「呉昇桓と同じ衝撃」期待 球団幹部「獲得に興奮」

来季はカージナルスでプレーするマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
来季はカージナルスでプレーするマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

巨人での活躍経て米復帰、マイコラスに高まる期待「ローテに衝撃を与え得る存在」

 今オフ巨人を自由契約となり、カージナルスと契約合意したマイルズ・マイコラス投手が新天地で大きな期待を寄せられている。同球団の地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」電子版が「先発投手はこれでおしまい。マイコラスがカージナルスのローテーションを完成させる」との見出しで特集記事を組んでいる。

 パドレス、レンジャーズを経て2015年に巨人に加入した右腕は3シーズンで62試合に登板。31勝13敗、防御率2.18の好成績を収めた。評価を高めたマイコラスには今オフ、複数のメジャー球団が注目。結果、カージナルスと2年契約が発表され、地元メディアは総額1550万ドル(約17億5000万円)に達すると伝えた。

 NPBでの躍進によりメジャー復帰を引き寄せた右腕について地元紙は「カージナルスはこの男に、海外から来たもう一人の投手と同じ衝撃を生む可能性があると見ている。もう一人とは、オ・スンファン(呉昇桓)だ」とレポート。同球団の野球運営部門の最高責任者であるジョン・モゼリアク氏が単なる「5番目の先発投手」としては見ていないと明かしたこともレポートした。

 モゼリアク氏は記事の中で「ローテーションに衝撃を与え得る存在だと感じたんだ。ここで投げてないから多くの人々は確信できないだろうね。ファンとしては基準が少し曖昧に感じるかもしれない。しかし我々はしっかりと自信を持って調査している。彼はピッタリとフィットすると思った。マイルズの獲得には本当に興奮した」と語っている。

 阪神で2年連続最多セーブを記録後に渡米した呉昇桓は1年目の2016年に76試合に登板。6勝3敗、14ホールド、19セーブ、防御率1.92の好成績を収めて高評価を得た。同じ日本球界からの“逆輸入投手”となるマイコラスにも大きな期待を寄せているようだ。巨人入りまでメジャー通算3シーズンで37登板4勝6敗、1ホールド、防御率5.32と苦しんだ右腕は新天地で輝くことができるか。

(Full-Count編集部)

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