“いい人”大谷、球団選択の苦悩を明かす「結局1つの球団にしか行けない…」
会見で尽きることのない「感謝の言葉」
日本ハムからポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャーに挑戦する大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、エンゼルスの本拠地エンゼル・スタジアムで入団会見を行った。会見の後、集まった約250人の報道陣の囲み取材に応じた“二刀流”右腕の口からは、獲得に動いた球団、決断をサポートした代理人への感謝の気持ちが次々と飛び出した。
大谷は正式にポスティングされる前に、特例措置として各球団に“質問状”を送り、獲得に興味を持つ球団は日本語と英語で作った資料を送付。“書類選考”を通過した7球団が面談に進み、大谷と直接会って自らのチームについてプレゼンした。
ポスティングされた1日(同2日)から決断まで8日間。「僕も初めてなので、どうなるのかなっていうのが率直な気持ちだった」というプロセスを通じ、大谷を支えたのがネズ・バレロ氏を筆頭とする代理人事務所CAAのスタッフだった。
「本当にCAAの方々が、僕がやりやすいように、決めやすいように、何回も何回もミーティングをしてくれた。決まった期限の中でやるのも本当に大変だったと思うんですけど、寝ないで頑張ってくれたりとか、僕がいい道を行けるように手伝ってくれたなと思います」