西武山川、2度目の契約更改で「納得」 どうしても譲れなかったこととは…

来季も熾烈な争い「4番を勝ち取っていきたい」

 相手は、2014年の本塁打王。昨年も、35本塁打を放った正真正銘のホームラン打者だけに、苦戦は必至だ。だからこそ、「全部の試合に出るという大きな目標を最初から掲げるのではなくて、本当に1試合1試合、1打席1打席、1球1球に対して『レギュラーを取る』という気持ちでやっていこう」と話す。こだわった契約内容が快諾された日を機に、改めて、強く自身に言い聞かせた。

 今年掴んだ“ホームランを打つ感覚”は本物だと、自身の中で確信する。だからこそ、あえてオフは休まず、良い感覚を身に染み込ませ、来春キャンプ、オープン戦、そして開幕スタメンへと挑んでいくつもりだ。

 今シーズン中は、打順4番に座った中で結果を残し、周囲からの信頼も得た。来季、さらなる飛躍が期待される中、「4番を打てるなら、打てるだけ打ちたい」と貪欲さを表に出す一方、「ただ、うちのチームには4番を打てる打者がたくさんいるので、与えられての4番というのはありえない。その争いの中で結果を出して、4番を勝ち取っていきたいです」と言い切る。

 年間通して活躍し、真の意味でチームの主軸となれるか。真価問われるシーズンとなる。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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