イチローら退団に涙ぐむファンも…“再建”マーリンズ討論会にジーター氏出席

マーリンズからFAとなり去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】
マーリンズからFAとなり去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】

主力大量放出で“崩壊”危機のマーリンズ、ファンから不満の声が噴出

 元ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーター氏が新オーナーに就任したマーリンズは今オフ、チーム再建のために主力の放出を続けている。すでに、今季リーグMVPのジャンカルロ・スタントン外野手をヤンキース、ディー・ゴードン内野手をマリナーズ、マルセル・オズナ外野手をカージナルスにトレード。さらに、4番手外野手としてチームを支え、若手選手の生きた教材としても影響力の大きかったイチロー外野手とは、2018年の契約延長オプションを行使しなかった。

 これを受けて、チーム再建の柱の一人となるはずだったJ・T・リアルミュート捕手がトレードを志願。さらに、放出された選手たちと親密だったクリスチャン・イエリッチ外野手も不満を持っており、球団側と去就について話し合うとされている。19日夜(日本時間20日)にマーリンズパークで行われたファンとの討論会では、ジーター氏ら新オーナーグループに対する批判や不満が噴出。マイアミで人気を誇ったイチローらがチームを去ることに対して、女性ファンが涙ぐむ場面もあったという。

 地元紙「サン・センチネル」は「デレク・ジーターがファンのトレードに対する不満を聞く、成功するためのプランを語る」とのタイトルで記事を掲載。この討論会の様子について「ファンたちは、最近の年俸削減のために行われたジャンカルト・スタントン、マルセル・オズナそしてディー・ゴードンのトレードを不満に思っていることを彼に知らせた」と伝えている。

ジーター氏はファンに感謝、再建へ意欲「優勝したいと思っている」

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