“億プレーヤー”は最大で18人に? “暖冬”が続くソフトバンクの契約更改
千賀、岩嵜、森の3人は、1億の大台超えの可能性大
中村晃外野手も、まだ交渉を行なっていない。今季は2年連続全試合出場を果たし、511打数138安打6本塁打42打点、打率.270を記録。数字は若干の物足りなさこそあるものの、守備面でもチームを救う好守が度々あり、チームへの貢献度は高い。今季の1億5000万円から、今宮に続く12人目の2億円プレーヤーとなれるか。
そして、1億円プレーヤーの仲間入りとなりそうな選手もまだ3選手、交渉を終えていない。千賀滉大投手、岩嵜翔投手、森唯斗投手の3人だ。
WBCにも出場した千賀は今季13勝をマークし、2年連続の2桁勝利を達成。最高勝率のタイトルも獲得した。岩嵜はチーム最多、そして球団史上最多となる72試合に登板。守護神サファテに繋ぐセットアッパーとしてチームに不可欠な存在となった。6勝3敗40ホールド2セーブで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得し、防御率も1点台となる1.99だった。千賀は6500万円、岩嵜は6200万円が今季の年俸だが、今季の働きとここまでの“暖冬ぶり”を見ると、1億に届いても全くおかしくないだろう。
森はプロ入りから4年連続で50試合に登板。今季は4年目でキャリア最多となる64試合に投げた。防御率3.92は4年目でワーストとなったが、2勝3敗33ホールド1セーブは十分な成績。何より4年連続で50試合に投げられるスタミナと、チームへの貢献度は高い。8700万円が今季の年俸で、間違いなく1億円に到達することだろう。
明石の1億円到達により、ソフトバンクの1億円プレーヤーは15人となった。ここに千賀、岩嵜、森が加わると、なんと1億超えは18人にも上ることになる。ヤフオクドームを自前で持ち、年間250万人を超える観客動員を誇るソフトバンク。これでも、球団単体経営で黒字を生み出すから恐ろしい。桁違いの契約更改は、まだ続きそうだ。(金額は推定)
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)