千賀が球団初育成から1億突破、武田は大台割る…ホークス21日の契約更改

契約更改に臨んだソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】

千賀は6000万円増の1億2500万円、武田は3000万円減の9000万円でサイン

 ソフトバンクは21日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、新たに2選手と来季の契約を更改した。侍ジャパンメンバーとしてWBCに参加し、今季13勝で最高勝率のタイトルを獲得した千賀滉大投手は6000万円増の1億2500万円でサイン。球団史上初めて育成選手で1億円の大台を突破した。

 千賀とともにWBCに出場した武田翔太投手は、開幕後は右肩の故障もあり、6勝止まり。25%減の9000万円で契約を更改した。武田が1億円を割ったものの、千賀が新たに大台に到達し、ソフトバンクの1億円プレーヤーは1増1減で15人のままとなった。

○武田翔太投手(1億2000万円→9000万円)
13試合6勝4敗0セーブ0ホールド 防御率3.68
「今年のような結果では、僕自身も納得がいかないので、悔しい気持ちがたくさんあります。今年の悔しさを薄められるくらいの活躍を来年はしたいです。今季は1年間苦しみながらやったシーズンだった。勉強になったし、また来年1年間、怪我をせずにローテを守って日本一になれるように貢献したい。勝ち星というより1年間投げ切って、その中で結果がついてくれたいいと思っています」

○千賀滉大投手(6500万円→1億2500万円)
22試合13勝4敗0セーブ0ホールド 防御率2.64
「規定(投球回)にのって、日本一の戦力にもなってくれたと評価してもらいました。WBCから始まり、日本一になれて幸せ者だと思います。背中の痛みも含め、もっともっと体を鍛えていかないといけない。もっともっとスケールの大きな投手になるために、体を強くしないといけない。来季は(西武の菊池)雄星さんが持っていった防御率のタイトルを取りたい」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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