“笑”撃サヨナラ打、甲斐の驚愕送球も 今季の好珍プレー【ホークス編】
甲斐拓也が見せた「ドカベン」殿馬ばりの秘打も…
プロ野球界はすっかりシーズンオフとなり、契約更改や選手の移籍、去就などがメディアを賑わす時期となっている。各球団、来季の新外国人選手も続々と発表されてきており、来季に向けた編成が進んでいる。
球春到来となる2月1日のキャンプインまで、あと1か月ちょっと。選手たちの華麗なプレー、手に汗握る熱い試合が恋しいファンも少なくないはずだ。そんな中、パ・リーグオフィシャルメディア「パ・リーグTV」では、2017年シーズンの興奮や感動、そして笑いを回顧させてくれる各球団の珍プレー好プレーを集めた動画を公開中。そこで、ここではパ・リーグ球団の珍プレー好プレー3傑を独断でピックアップ。今回は、リーグを制し、日本一になったソフトバンクだ。
【珍プレー】
(3)人は急には止まれない…
5月19日の西武戦で珍しいプレーは起きた。4回2死二塁で、中村晃の打球は右前へ。二塁走者のデスパイネは本塁突入に備え、スピードに乗って三塁ベースを回る。だが、ここで三塁ベースコーチの村松有人外野守備走塁コーチはストップのアクション。慌てて急ブレーキをかけたデスパイネだったが、すぐには止まれず、三塁線上でデスパイネと村松コーチが接触しそうに。村松コーチが何とか回避しようとしたが、デスパイネの左手が同コーチの腰辺りに触れた。野球規則には、ベースコーチが走者に触れ、離塁や帰塁を肉体的に援助したと審判が認めた場合は、インターフェアによりアウトになると定められており、これが適用されてデスパイネにはアウトが宣告された。
(2)漫画のような秘打グリップエンド
7月5日のオリックス戦で、甲斐拓也捕手が漫画「ドカベン」の殿馬一人ばりの“秘打”を見せた。1死二塁で打席に入った甲斐。マウンドにはオリックス2番手の金田。2ボール2ストライクからの6球目、内角へのボール球は、スイングしかけて引いた甲斐のバットのグリップエンドにコツン。転々と投前へと転がった。甲斐は打球の行方に気づいておらず、タイミングは悠々のアウトだった。だが、ここで金田がまさかの一塁へ悪送球。二塁走者が生還し、ホークスに得点が入るまさかの一打となった。