米メディア選出のメジャーFA失敗補強リスト、不名誉な30人に日本人選手も

元楽天のAJもドジャースでは不良債権!?

 楽天で活躍したアンドリュー・ジョーンズ元外野手も、ドジャースでは失敗補強だった。2007年12月に2年総額3620万ドル(約41億600万円)で契約したが、記事では「ドジャースはネド・コレッティGM時代に斜陽のベテランと数々の劣悪契約を結んだが、アンドリュー・ジョーンズに手渡した2年契約は最たるひどさだった」と酷評されている。移籍直後の2008年は75試合で打率.158、長打はわずか12本。シーズン中に膝の手術を受け、09年開幕前に解雇されてしまった。

 ツインズからは、来季韓国プロ野球ネクセンへの復帰が発表された朴炳鎬内野手が選ばれている。2015年12月に、ネクセンからツインズへ4年総額1200万ドルで移籍。ポスティングシステム(入札制度)を利用したため、さらに1280万ドル(約14億5200万円)のポスティング費用も掛かった。朴は韓国で2年連続50本塁打を記録したが「アメリカで成功をつなげられず」と分析。通算62試合で打率.191、出塁率.275、長打率.409という成績不振で、2年の契約を残して韓国へUターンした。ツインズは契約解除のため朴に140万ドル(約1億5900万円)を支払ったが、「残りの年俸を全額で支払うよりはまし」と手厳しかった。

 レンジャーズでは同じく韓国人の秋信守外野手が選出された。2013年12月に1億3000万ドル(約147億4600万円)の大型契約を勝ち取ったが、スーパースター級の金額に見合う活躍はしていないと分析。「2014年の移籍以来、まぎれもない災厄であり続けたというわけではない」と“評価”する一方、「平均以上の成績を期待できる可能性はせいぜいわずか」と不良債権化を危惧している。

 その他、フィリーズからはジョナサン・パペルボン投手、ヤンキースからジャコビー・エルズベリー外野手、大谷翔平投手の加入するエンゼルスからは殿堂入り確実と言われるスーパースター、アルバート・プホルス内野手も不名誉なリストに名を連ねた。

(Full-Count編集部)

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