DeNA山崎康トップ、阪神躍進のブルペン…K/BBで紐解く投手の安定感【セ編】

阪神ブルペンが驚異の安定感、リーグ2連覇の広島は…

○救援投手10傑(40試合以上登板)
1山崎康晃(De)6.46(奪三振84与四球13)
2桑原謙太朗(神)6.30(奪三振63与四球10)
3ドリス(神)5.00(奪三振85与四球17)
4石山泰稚(ヤ)4.47(奪三振76与四球17)
5マシソン(巨)4.39(奪三振79与四球18)
6砂田毅樹(De)3.77(奪三振49与四球13)
7ルーキ(ヤ)3.68(奪三振70与四球19)
8マテオ(神)3.65(奪三振62与四球17)
9高橋聡文(神)3.64(奪三振51与四球14)
10秋吉亮(ヤ)3.55(奪三振39与四球11)

 DeNAの守護神・山崎康が1位だった。今季は一時期クローザーからセットアッパーに配置転換されたが、シーズン後半に復帰。年間を通じてK/BBが崩れなかったことが大きい。

 2位に桑原、3位にドリス、8位にマテオ、9位に高橋聡と阪神勢が入っている。今季2位に入った阪神の強みは、この安定感のある救援投手陣だった。

 リーグ2連覇を飾った広島からは1人も10傑入りしなかった。広島は一岡竜司の2.90(奪三振58与四球20)が最高。救援投手陣はやや安定感に欠けていたと言えよう。中日は又吉克樹の2.17(78奪三振78与四球36)が最高だったことからも、中継ぎ陣に課題があったことが伺える。

 K/BBは、ベテランになると奪三振数が減って下落する傾向にある。このランキングでも上位には働き盛りの投手が並んでいる。

 来季はこのランキングにどんな新しい投手が食い込むだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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