史上初3連発サヨナラ、泥試合、19年ぶり日本S…DeNAの2017年10大ニュース

高卒ルーキーの細川成也が初打席初本塁打の偉業達成

○泥試合

 2年連続で進出したクライマックスシリーズ。阪神とのファーストステージ第2戦は雨中の戦いとなり、内野グラウンドが水浸しの状態で試合は進んだ。田んぼ状態の中で、両軍ユニホームを泥だらけにして戦って、13-6で勝利。これでシリーズの流れが変わったのか、初戦に敗れていたDeNAが3戦目も勝利し、ファイナルステージ進出を決めた。

○下克上、19年ぶり日本シリーズ進出

 阪神を破って勢いに乗ったDeNAは、広島とのファイナルステージも制した。初戦には敗れたものの、2戦目から4連勝。3戦目と4戦目の間に2日間の雨天中止を挟んだが、その勢いが陰ることはなかった。ソフトバンクとの戦いとなった19年ぶりの日本シリーズも息詰まる熱戦を展開。3連敗で迎えた第4戦でルーキー濱口遥大投手が8回途中までノーヒットに封じる好投を見せて勝利すると、第5戦も連勝。第6戦で延長の末に力尽きたが、十分に見せ場を作るシリーズだった。

○新星現る

 シーズン終盤、彗星のごとく現れたのが、ドラフト5位ルーキーの細川成也外野手だった。明秀日立高から入団した19歳は10月3日の中日戦でプロデビューを飾ると、初回の第1打席でいきなりバックスクリーンへの3ラン。プロ初打席で初安打、初本塁打、初打点、初得点となり、プロ初打席本塁打は史上61人目、高卒新人では6人目の快挙だった。ポストシーズンでもメンバー入りを果たし、クライマックスシリーズ、日本シリーズでも安打を放った。

○ハマの“プーさん”が大ブレイク

 今季、最も躍進を遂げたのが、宮崎敏郎だろう。昨季主力となるところまで成長した宮崎。今季は三塁手として定位置を獲得。筒香嘉智に続く5番を任されると、128試合に出場して480打数155安打15本塁打62打点、打率.323をマーク。自身初タイトルとなる首位打者に輝いた。ニックネームは体型と風貌から「ハマのプーさん」。

観客動員は球団史上最高となる197万9446人を記録

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