西武・菊池の安定感は今年も続く?…2018年投手タイトル大予想【パ編】

4年連続で奪三振王に輝いている則本、対抗馬は…

 最優秀防御率では昨年、西武の菊池が前半、防御率2.22で3位だったが、後半1.69と断トツの数字を挙げてタイトルを獲得した。2段モーションを指摘されて修正しながらの好成績だったことを考えても、この調子は今年も続くと思われる。

 対抗馬は、これも前半戦の防御率3.10(7位)から、後半戦2.07(2位)にジャンプアップした楽天の則本だろう。則本は昨年5月にNPB記録の8試合連続2桁奪三振の快挙を樹立したが、投球内容は後半の方が良かったのだ。

 続いて昨年後半、防御率2.44(3位)、7勝を挙げたソフトバンク千賀滉大を挙げたい。さらに楽天の岸孝之。援護に恵まれず8勝止まりだったが、前半戦の防御率は2位の2.00。実績のあるベテランであり、可能性はあるだろう。

本命:菊池雄星(西武)
対抗:則本昂大(楽天)
穴:千賀滉大(ソフトバンク)、岸孝之(楽天)

 最多奪三振はここ4年間、則本昂大が独占している。いずれも200奪三振以上。大本命ではあろう。しかし、ずっと楽勝だったわけではない。

2014年 則本204三振、金子千尋(オ)199三振 5差
2015年 則本215三振、大谷翔平(日)196三振 19差
2016年 則本216三振 千賀滉大(ソ)181三振 35差
2017年 則本222三振 菊池雄星(西)217三振 5差

 昨年後半に限れば、菊池雄星と楽天の岸孝之が116三振、則本は103三振。則本は後半戦は、奪三振を封印し、イニング数を稼ぐことに専念していた。ライバルはこの部門も菊池だろう。そして則本の同僚の岸孝之も奪三振率が高い。

本命:則本昂大(楽天)
対抗:菊池雄星(西武)
穴:岸孝之(楽天)

圧巻の記録を刻むサファテ、4年連続最多セーブなるか

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY