どうなる大谷二刀流 エンゼルスGM、6人ローテ「導入するとは言い難い状況」

ローテ候補は「8、9人」、フルに活用なら「6人ローテ」実現も

 それでも「6人ローテ」が完全に立ち消えになったわけではない。エンゼルスは「6人ローテ」を導入可能な陣容を揃えているという。

 同GMは「我々が気に入っている部分は(先発投手の)選手層だ。8人から9人いる。もしかすると、それを最大限に生かすことになるかもしれない。彼らのために登板数を管理するプログラムとして導入するかもしれない」とも付け加えている。

 エンゼルスの先発投手の多くは昨季健康面の問題を抱えていた。昨季最も多くイニングを投げたのはリッキー・ノラスコで181回。続いてJC・ラミレス投手の147回1/3、ジェシー・チャベスの138回、パーカー・ブライドウェル投手の121回と続いているが、このうちノラスコとチャベスはオフにフリーエージェントとなった。一方、大谷自身も昨季は負傷で出遅れ、日本ハムで投げたのは25回1/3に過ぎない。

 故障明けの投手を酷使せずに、ローテーションの人員をフル活用するというアイデアも球団内で検討されているようだ。今季も不安を抱えたままの選手が多ければ「6人ローテ」が実現することになる。

 エプラーGM自身は二刀流実現に備えている。大谷の打者としての調整法も“取材”済み。「だからこそ、私は彼の古巣と時間を共有したんだ」と強調した。

「6人ローテ」の是非を討議しているエンゼルスは大谷の夢、二刀流を実現することができるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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