ドジャース主軸がダルビッシュ再契約を熱望「アンビリーバブル・ピッチャー」

昨季、ともにドジャースでプレーしたターナーとダルビッシュ【写真:Getty Images】
昨季、ともにドジャースでプレーしたターナーとダルビッシュ【写真:Getty Images】

地元ファンはダルビッシュを批判「ユウがかわいそうだ」

 ドジャースの主力、ジャスティン・ターナー内野手が19日(日本時間20日)、米スポーツ専門局「ESPN」の「スポーツネーション」に出演し、ダルビッシュ有投手との再契約を強く望んだ。

 赤毛の長髪とたっぷり蓄えたヒゲで人気のターナーは、昨季は打率.322、21本塁打、71打点の活躍で、正三塁手としてドジャースのワールドシリーズ(WS)進出に貢献し、自身初の球宴出場も果たした。WSでは第7戦まで戦った末にアストロズの前に屈し、世界一はならず。ロサンゼルスの地元ファンからは、第3戦と7戦に先発し、2回を持たずに炎上したダルビッシュの責任を問う声が上がっている。さらに、今オフにFAとなっているダルビッシュの移籍先候補としてドジャースの名前が挙がると、ダルビッシュ不要論が沸き上がるなど手厳しい。

 番組内でダルビッシュに話が及ぶと、ターナーは「ユウがかわいそうだ」「ワールドシリーズの2戦で悪かったからって、彼に責任を押しつける人が多いけど、他にも勝てるチャンスのある試合はたくさんあった」と、ダルビッシュをスケープゴートとする意見に断固として反対した。

 さらには「彼は失点して恥を掻こうと思ってマウンドに上がったわけじゃない。(中略)残念ながら上手くいかなかったけど、どうしようもない。あの試合は、こちらにも得点して巻き返すチャンスはあった。打線が援護しきれなかったんだ。彼を名指しして、WSで勝てなかった責任を負わせるなんてとんでもない」と日本人右腕を擁護した。

 さらに、ドジャースのダルビッシュ再契約を望む気持ちを0から10までの段階で示すように言われると「10」と即答。右腕を「アンビリーバブル・ピッチャー」と呼び、昨季のWS進出の大きな要因がダルビッシュだったと訴えた。

 元チームメイトの大きなサポートを受けたダルビッシュだが、ドジャースは今季の年俸総額がぜいたく税の対象にならないように財政を引き締めている。主力選手の声を受け、ドジャース首脳陣はダルビッシュ再契約を実現させるアイディアにたどり着くのだろうか。

(Full-Count編集部)

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