西岡、浅尾、吉見も…老け込むにはまだ早い、タイトルホルダー揃う84年世代

2度の入団拒否、新人王、自由契約から復活した男

◯巨人・長野久義(2011年・首位打者、2012年・最多安打、2010年・新人王)
2017年:134試合463打数121安打16本塁打46打点6盗塁 打率.261
NPB通算(8年)1093試合4058打数1160安打124本塁打448打点90盗塁 打率.286

 2度の入団拒否の末、09年に3度目のドラフトで熱望していた巨人に入団。ルーキーイヤーの10年は128試合に出場し430打数124安打19本塁打52打点12盗塁、打率.288で新人王を獲得。12年には173安打を放ち最多安打を獲得するなど、主に1番打者としてチームを牽引した。入団から8年連続で100安打、2桁本塁打をマークするなど安定した成績を残している。

〇ヤクルト・坂口智隆(2011年・最多安打)
2017年:136試合535打数155安打4本塁打38打点4盗塁 打率.290
NPB通算(15年)1221試合4420打数1239安打26本塁打341打点72盗塁 打率.280

 近鉄、オリックス、ヤクルトと3球団に所属。オリックス時代の11年に175安打を放ち最多安打を獲得、広角に打ち分けるバットコントロールが最大の魅力。12年に右肩を負傷してからは打撃不振に陥り、15年にオフには自ら退団を申し出て自由契約に。だが、16年にヤクルトに移籍してからは2年連続で155安打をマークするなど完全復活を印象付けた。

◯ソフトバンク・本多雄一(2010、11年・盗塁王)
2017年:62試合122打数26安打0本塁打11打点3盗塁 打率.213
NPB通算(12年)1280試合4588打数1267安打14本塁打339打点337盗塁 打率.276

 07年にレギュラーをつかむと俊足好打を武器にホークスの正二塁手として活躍。10年に59盗塁、11年には自己最多となる60盗塁を記録し2年連続で盗塁王を獲得した。近年はケガに悩まされ出場機会が減少している。 

◯ソフトバンク・長谷川勇也(2013年・首位打者、最多安打)
2017年:23試合37打数8安打7打点2本塁打1盗塁 打率.216
NPB通算(11年)1053試合3530打数1023安打64本塁打379打点77盗塁 打率.290

 13年に198安打、打率.341をマークし最多安打、首位打者を獲得。14年オフに右足首を手術すると足への負担を考慮されDHでの出場が多くなった。17年は若手の台頭、さらに古傷の右足首の状態も悪く自己ワーストの23試合の出場に終わった。オフには再び手術を行い万全の状態で今季にかける。

FA移籍、メジャー挑戦、所属先未定の選手も

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