正捕手候補、152キロ19歳左腕、育成出身右腕…広島キャンプ1軍抜擢の若手

2年目捕手の坂倉はファームで昨季の打率.298をマークした期待の星

○塹江敦哉(20歳) 
1軍通算3試合0勝1敗0セーブ0ホールド 防御率11.37 
 2014年のドラフト3位。高松北高校から広島入りし、2018年で4年目を迎える左腕である。2016年に1軍デビューを飾るも、3試合で防御率11点台となり、2017年は1軍登板なし。ウエスタンリーグでは主に先発を任され、18試合で3勝4敗1セーブ、防御率4.38の成績だった。こちらも左腕だが、最速154キロの本格派だ。 

○藤井皓哉(21歳) 
1軍通算2試合0勝0敗0セーブ1ホールド 防御率0.00 
 塹江と同じ2014年のドラフトで4位指名された右腕。おかやま山陽高校からプロ入り。2017年はウエスタンリーグで24試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率8.26の成績だったものの、ペナントレース終盤に1軍デビュー。2試合に登板し、ともに無失点に抑えている。 

○アドゥワ誠(19歳) 
1軍出場なし 
 2016年のドラフト5位で松山聖陵高から広島入りした右腕。ナイジェリア人の父と日本人の母を両親に持つ。1年目の昨季は1軍登板はなかったが、2軍戦で最速153キロをマーク。ウエスタンリーグでも9試合に投げて0勝2敗0セーブ、防御率10.36と、まだまだ物足りないところであるが、将来性も買われての1軍抜擢といえるだろう。 

○辻空(23歳) 
1軍出場なし 
 育成契約から這い上がってきた右腕。2012年の育成ドラフト1位で岐阜城北高から広島へ。2014年には四国アイランドリーグplusの愛媛へ派遣され、2016年から支配下契約となった。ストレートは最速153キロを誇り、2017年のウエスタンリーグでは17試合に投げて1勝0敗3セーブ、防御率2.39と上々の成績を残している。 

○坂倉将吾(19歳) 
1軍通算3試合4打数1安打0本塁打2打点 打率.250 
 2016年のドラフト4位で日大三高から広島に入団した“打てる捕手”。1年目の2017年、ウエスタンリーグ99試合に出場して285打数85安打1本塁打34打点、規定打席到達者の中で2位の高打率となる.298という好成績をマーク。9月下旬には1軍デビューも果たし、巨人2軍とのファーム日本選手権では先発マスクを被り、打っては3ランを放ってMVPを獲得した。

【表】高橋昂や坂倉など期待の若手が1軍抜擢 広島の春季キャンプメンバー一覧

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