大型補強続々ブルワーズがダルビッシュ獲得“猛プッシュ” 「有力候補」の声

去就が注目されるダルビッシュ有【写真:Getty Images】
去就が注目されるダルビッシュ有【写真:Getty Images】

イエリッチ、ケインらを続々補強、オフの主役となりつつあるブルワーズ

 今オフ、ストーブリーグの主役の一つとなっているブルワーズがダルビッシュ有投手獲得に向け、猛プッシュする様子を米メディアが報じている。米メディア「ファンラグ・スポーツ」が「ブルワーズはダルビッシュ獲得の有力候補」との見出しで特集している。

 異例の停滞を見せている今オフの米FA市場。目玉の一人とされてきたダルビッシュに関しても去就はいまだ見えてこない。そんな中、有力候補の一つとして挙げられているのがブルワーズだ。

 同球団は今月に入り、マーリンズの主軸クリスチャン・イエリッチ外野手をトレードで獲得すると、ロイヤルズからFAになっていたロレンゾ・ケイン外野手とも合意。米メディアによると、ケインとは5年総額8000万ドル(約87億円)の大型契約となった。さらにナショナルズからFAとなった右腕マット・アルバース投手も獲得。チーム強化へ着々と補強を進めている。

 そんなブルワーズはダルビッシュの獲得にも本気度を見せているという。「ファンラグ・スポーツ」は「ある情報元によると、ミルウォーキー・ブルワーズはFAの先発投手であるユウ・ダルビッシュと交渉に臨んでおり、獲得の有力候補であるようだ」とレポートした。

 またカブス、ツインズ、フィリーズ、レンジャーズ、ヤンキース、ドジャースなどが右腕に興味を示していることに触れつつ、ブルワーズに金銭的に余裕があることも紹介。「ブルワーズがダルビッシュ獲得に最も積極的なチームの一つであるということが、リーグ全体で示唆されている」と伝え、右腕が加わった場合、ザック・デイビーズ投手やチェイス・アンダーソン投手らで構成される先発ローテが強化されるとしている。

 昨季ナ・リーグ中地区でカブスに次いで2位となったがワイルドカードを逃したブルワーズ。リーグ優勝は1982年の1回、地区優勝は1982年、2011年の2回のみでワールドシリーズを制したことはない。今オフのストーブリーグで台風の目となりつつあるブルワーズがダルビッシュ獲得を成功させ、新シーズンへの飛躍へとつなげるのか。今後の動向が注目される。

(Full-Count編集部)

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