中日の松坂が充実の初日終了「やりたい練習できた」ファンの声援にも感謝

春季キャンプに参加する中日・松坂大輔【写真:福谷佑介】
春季キャンプに参加する中日・松坂大輔【写真:福谷佑介】

ブルペン入りはせず「明日は入ろうかなと」

 中日に入団した松坂大輔投手が1日、自身初の沖縄でのキャンプを充実の表情で終えた。3年間在籍したソフトバンクを昨季限りで退団し、テストの末に中日に入団した右腕。ドラゴンズのユニホームに初めて袖を通したキャンプ初日は、キャッチボールやノック、ランニングなどのメニューをこなし、ブルペンには入らなかった。

「何事もなく、普段通りにできました。多少気疲れしたところはありますけど…。(ユニホーム姿は)自分では着ているところは見ていないので、どうですかね。夜に広げて見ましたけど、違和感しかないですね」

 初日を終えて、こう語った松坂。あいにくの曇り空、強風も吹く中での船出となったが、キャンプ地の北谷公園野球場には約100人を超す報道陣が駆けつけ、評論家も数多く取材に訪れるなど、さすがの注目度の高さを発揮した。

 初日はブルペンには入らず。「丸は付けていたんですけど、中日のキャンプがどういう流れか分からないですし、今日はいいかな、と。明日は入ろうかなと思っています。周りが投げる投げると思っていたので、入らなかったというのもあります」といたずらっぽく笑った右腕は、2日目のブルペン入りを“予告”。「やりたい練習はできた」と、まずは順調に初日を終えたことに表情を緩めた。

 プロ20年目となるキャンプ。「オフの間から続けてきた肩の強化もそうですし、フォームに関してはまだ修正しないといけないところがある。少しの時間も無駄にすることなく、フォーム作りを意識してやっていきたい」とテーマを語った松坂。途中、雨の降る中でも数多くのファンに声援を送られ、「多ければ多いほどうれしいですし、たくさんの人にキャンプに足を運んでほしいと思います」と話していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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