ロッテ井口新監督、午前7時からの“超早出練習”を予告「楽しみです」

キャンプ初日を終えたロッテ・井口監督【写真:細野能功】
キャンプ初日を終えたロッテ・井口監督【写真:細野能功】

最下位からの巻き返しへ、キャンプ2日目から早くも早朝練習へ

 効率重視のロッテ石垣島キャンプは、早くも2日から早朝練習が始まる。キャンプ初日を終えた井口監督は「明日(2日)は多分(午前)7時過ぎから選手が来てやり始めると思うので、その意味でも楽しみです」と話した。

 練習開始時間も通常より1時間前倒しの午前9時からだが、それがさらに早まることになる。宿舎も同じ1、2軍合同キャンプ初日は、あいにくの雨模様。A、B二班に分けプールトレーニングを前後させるなど、室内練習場をメインに使わざるを得なかったが「全員、動きがよかった。選手の仕上がりはどれだけか。体を作ってきたかを確認したが、ブルペンでもかなり強い球を投げていたし少しは前進した。期待通りですね」と手応えを感じ取っていた。

 雨の影響がなければこの日は佐々木、関谷、東條、高野が登板してのシート打撃がメニューに組まれていた。初日から実戦形式の練習も入っており、結果を求められる選手たちも体を仕上げてきた。2年目の佐々木も室内ではあったが田村、吉田ら打者相手に力強い球を投げアピール。新指揮官は「まずはしっかり(選手の練習ぶりを)見て、それからどういう方向にもっていくかだ」と口にした。

 昨年はリーグワーストのチーム打率.233と貧打に泣き最下位となったロッテ。今キャンプには日本ハム時代の1979年に盗塁55個を記録した走塁のスペシャリストで、ダイエーのコーチ時代は、井口を2度盗塁王にした島田誠氏を石垣島に臨時コーチとして招いている。スタートの切り方など、初日から室内で選手に直接伝授するなど、ひとつ先の塁を意識づけさるのが狙いだ。井口監督も「選手の中で、引き出し(が増えること)になる」と期待を込めた。マクレを合言葉に、新生ロッテのキャンプは順調にスタートした。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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