清宮「21」初披露 キャンプ初日に感慨「何かあればこの日を思い出せるように」

アリゾナでの春季キャンプに参加している日本ハム・清宮【写真:盆子原浩二】
アリゾナでの春季キャンプに参加している日本ハム・清宮【写真:盆子原浩二】

打撃練習回避、金子コーチからマンツーマン指導「かっこよく守備は見せたい」

 日本ハムは1日(日本時間2日)、アリゾナ州スコッツデールでキャンプをスタートさせた。注目のドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(早実)は初めて背番号「21」のユニホーム姿を披露し「ちょっとはファイターズの一員になってきているのかなという感じはしました」と口にした。新人合同自主トレ中に負った「右手母指基節骨骨挫傷」の影響もあり打撃練習こそ回避したが充実の初日を終えた。

 高校通算111本塁打を放った豪快な打撃こそ見られなかったが、清宮の一挙手一投足に集まったファン、報道陣はくぎ付けとなった。投内連係の守備では一塁に入ると、午後には金子内野守備走塁コーチによるマンツーマン指導を受けた。キャンプ初日は守備中心の内容となったが「伸ばせるところを伸ばせるチャンスだと思う。今日のマンツーマンであったり、普段バッティングに費やしている時間をそういうところに費やせるのはいいことだと思う。プラスに捉えてやっていくしかないと思うので。いい時間にしたい」と笑顔を見せた。

 守備では基本的な動きを反復して行い、ハンドリングや一歩目のスタートなど金子コーチから“プロの知識”を吸収した大物ルーキー。打撃だけではなく守備の意識も高く「自分でもかっこよく守備は見せたいなと思うし。かっこいい形はいい形だと思う。基本的なことはやれることはしっかりやりたい」と意欲を見せた。

「これから月日を重ねていくごとに慣れていったりすることもあるが、1年目の最初のキャンプの日は初心だと思う。何かあったらこの日を思い出せるような日にしたい」

 プロのスタート切った節目の1日を振り返った清宮。開幕1軍に向け背番号21がついに動き出した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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