ホークス“地獄の12分間走” トップはトレード移籍の26歳

12分間走に臨んだソフトバンク・西田哲朗【写真:藤浦一都】
12分間走に臨んだソフトバンク・西田哲朗【写真:藤浦一都】

昨年秋にトレードで新加入の西田が1位でフィニッシュ

 ソフトバンクの春季キャンプ2日目。名物の12分間走が行われ、A組では昨年秋にトレードで加入した西田哲朗が3170mでトップに輝いた。

 工藤ホークスのキャンプ名物となった12分間走。12分間ひたすら走ってその距離を競う地獄メニューの1つだ。主力のA組で快走を見せた西田は「僕は先行逃げ切り型なんで」とスタートから飛ばし最長の3170mを記録し、3160mの栗原陵矢に競り勝った。

「走る前に工藤監督から『根性見とくわ』と言われました。やっぱり気持ちだけでも出せないといけないんで。後の練習を考えて途中でちょっと妥協したところもありますけど」と西田。午後からは特打、特守も予定されており猛アピールの1日となりそうだが「いやアピールという気持ちはないですね」という。

「アピールというより、また1からという気持ちが強い。同世代に今宮(健太)というすごい選手もいるし、より多くのことを吸収したいという気持ちだけです」

 すでに西田はトレード移籍直後の秋季キャンプにも参加しているが、フルメンバーで迎えるキャンプは初めて。入団会見時に「ルーキーのような這い上がる気持ちで」と語った心境に変わりはないようだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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