ホークス甲斐は「いずれ日本を支える捕手に」 侍J・稲葉監督が寄せる期待

キャンプに参加しているソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】
キャンプに参加しているソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

キャンプでは生き残りに必死、「まずはこのチームで」

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督がソフトバンクの春季キャンプを訪れた2日、オーストラリア戦の代表に選ばれている甲斐拓也は練習の合間に短く挨拶。稲葉代表監督の期待の言葉に謙遜しながらも期待に応えたいと語った。

 すでに3月3日、4日のオーストラリア戦のメンバーに選出されている甲斐は、12分間走を終えてすぐに稲葉監督のもとへ挨拶に。「『体調はどう?』と聞かれたので、いい感じできていますと答えました」と甲斐。その後、稲葉監督は囲み取材の中で甲斐に対して「いずれは日本を支えてくれる捕手になれる」と称賛し、それを伝え聞いた甲斐は「実際にそこまでは考えられない。まずはこのチーム(ソフトバンク)」と自らに気合を入れ直すように語った。

 鶴岡慎也が抜けたことで高谷裕亮と正捕手を争う位置にいるが、栗原陵矢や九鬼隆平といった若手も1軍捕手の座を虎視眈々と狙っている。まずはキャンプでがむしゃらに練習を重ねて、ソフトバンクでの定位置をしっかり確保することが大事ということだ。

 一方で「(稲葉監督に)そう思っていただけるのはうれしいし、その期待に応えられる選手になりたい」と改めてさらなる成長を誓う。オーストラリア戦では初のフル代表の一員となるが「U-23でもいろいろな選手に話を聞いて勉強になったので、今度もいろいろ吸収できれば」と、代表での新たな出会いを糧とするつもりだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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