ジーター氏、“カリスマオーナー対決”の勝利を宣言できず「どうなるか…」

ファンに忍耐を求めるジーター氏「他のどの球団も羨むような球団に」

 ジーター氏はオーナー1年目で早速、批判を浴びている。昨季本塁打王のジャンカルロ・スタントン、クリスティアン・イエリッチ、マルセル・オズナというメジャー最強と呼ばれた外野トリオをプロスペクトと引き換えに全員放出。リードオフマンのディー・ゴードン内野手をマリナーズにトレードし、イチロー外野手の契約延長オプションも破棄した。

 チームの功労者を次々に解雇したジーター氏は、さらに経費削減額に応じて自身が巨額のボーナスを手にするという契約内容が報道されてからは、ファンとメディアからの風当たりは一層強くなっている。

 逆風からの再出発となる「ジーター・マーリンズ」。イベント参加者に「忍耐」を求めるジーター氏はその一方で、「我々が歩みたい道が存在します。我々の決定全てが球団の向上のためなんです。このフランチャイズは時間をかけて他のどの球団も羨むような球団になります。自分よりすぐにそうしたいと望む人間は他にいません」と訴えかけたという。

 2年後に誕生するベッカム氏とのオーナー対決に勝つとは言い切れなかったジーター氏だが、胸の内で闘志を燃やしている様子だ。

(Full-Count編集部)

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