MLB公式が最新選手ランク発表  大谷は投打両方で登場、FAのイチローも…

去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】
去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】

大谷は投手で91位&打者で594位、日本人トップはダルビッシュの50位

 メジャーリーグのバッテリー組のキャンプインを1週間後に控え、MLB公式サイトが最新の選手ランキングを発表した。実在の野球選手でチームを構成し、実際のメジャーリーグの試合での成績をポイント化して総合点を競う米国の人気ゲーム「ファンタジーベースボール」のために作成されたもので、800人以上をポジションに関係なくランク付け。日本ハムからポスティングシステム(入札制度)でエンゼルスに移籍した大谷翔平投手は「投手」「DH」の両方で登場し、それぞれ順位がつけられている。

 まず、「投手・大谷」は全体91位に登場。ピッチャーでは34位という位置づけだ。成績は12勝8敗、防御率3.30、WHIP(1イニングあたりの四球+安打)1.15、165奪三振と算出されている。そして、「打者・大谷」は全体594位、DHでは全5人中で4位。成績は打率.259、14本塁打、38打点となっている。ベーブ・ルース以来の「2桁勝利・2桁本塁打」を達成するとの予想だ。

 日本人トップは、まだ所属先が決まっていないダルビッシュ有投手の50位。ピッチャーでは15位で、先発投手としては13位の評価だ。成績予測は、14勝10敗、防御率3.69、WHIP1.18、225奪三振。やはりエース級の実力の持ち主と見られている。

 日本人2番手は田中将大投手(ヤンキース)。全体70位、投手では24位となっており、成績は14勝9敗、防御率3.70、WHIP1.13、179奪三振と算出。また、前田健太投手(ドジャース)は全体121位、投手51位。11勝8敗、防御率3.72、WHIP1.17、160奪三振。右肩手術後にマリナーズとマイナー契約を結び、キャンプに招待選手として参加する岩隈久志投手は全体462位、投手210位で7勝8敗、防御率4.39、WHIP1.34、90奪三振と予想されている。

 大谷と同じ“ルーキー組“では、平野佳寿投手(ダイヤモンドバックス)が全体473位、投手216位。7セーブ、防御率3.63、WHIP1.25、45奪三振と算出された。西武からパドレスに移籍した牧田和久投手、マーリンズの田澤純一投手、FAの上原浩治投手はランクインしていない。また、打者では未所属のイチロー外野手もランクイン。全体767位、外野手197位の評価で、打率.267、1本塁打、12打点、20得点、2盗塁となっている。

 全体ランキングのトップ20は以下の通り。「ファンタジー・ベースボール」のゲームの性質上、毎日試合に出場する打者が優位となっている。

1、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)
2、ホセ・アルトゥーベ内野手(アストロズ)
3、ポール・ゴールドシュミット内野手(Dバックス)
4、トレア・ターナー内野手(ナショナルズ)
5、ムーキー・ベッツ外野手(Rソックス)
6、ジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)
7、チャーリー・ブラックモン外野手(ロッキーズ)
8、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)
9、ノーラン・アレナド内野手(ロッキーズ)
10、クレイトン・カーショー投手(ドジャース)
11、マックス・シャーザー投手(ナショナルズ)
12、コーリー・クルーバー投手(インディアンス)
13、クリス・セール投手(Rソックス)
14、ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ)
15、クリス・ブライアント内野手(カブス)
16、J・D・マルティネス外野手(FA)
17、ジョーイ・ボット内野手(レッズ)
18、カルロス・コレア内野手(アストロズ)
19、ホセ・ラミレス内野手(インディアンス)
20、フランシスコ・リンドーア内野手(インディアンス)

(Full-Count編集部)

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