日本ハム栗山監督が実戦デビュー清宮に合格点「とても雰囲気が良かった」

練習後の取材に応じた日本ハム・清宮幸太郎【写真:盆子原浩二】
練習後の取材に応じた日本ハム・清宮幸太郎【写真:盆子原浩二】

打撃練習再開には「バットの軌道がすごいきれい」

 日本ハムの栗山英樹監督が10日(日本時間11日)、韓国KT戦で対外試合デビューを果たしたドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手に「個人的にはとても雰囲気が良かった」と合格点を与えた。

 米アリゾナでの春季キャンプに参加中の清宮は韓国KT戦で、6回の守備から一塁に入り、2イニングをプレー。3度の守備機会を無難にこなし“プロデビュー戦”を無事に終えた。試合後には本人も「守備だけですけど出させていただいて、ベンチでこういう雰囲気なんだなと流れもつかめた」と充実した表情を見せていた。

 右手親指の負傷の影響で打撃練習を回避していたが、この日の試合前には素振り30本の後、20球のティー打撃を行い打撃練習を再開。栗山監督も「雰囲気がよかった。バットを持って振ると、バットの軌道がすごいきれいだし。やっぱり彼が持っているものの大きさ、見ている人も感じたと思う」と評価した。

 今キャンプは守備練習をメインにスタートしたが、素振り、ティー打撃、そして実戦デビューと徐々に1軍への階段を上っている背番号21。フリー打撃再開にも期待がかかるが指揮官は「一気にペースを上げないようにと、逆に指示はしました。少しずつやれば大丈夫なので。それよりも今やらなくてはいけないことがある」と、焦らせない方針を口にした。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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