FA上原浩治、停滞する市場に嘆き節「ここまで長引くとは思ってなかった」

去就に注目が集まる上原浩治【写真:Getty Images】
去就に注目が集まる上原浩治【写真:Getty Images】

ダルビッシュはカブスと6年契約

 カブスからフリーエージェント(FA)となり、所属先が決まってない上原浩治投手が自身の公式ブログで悲痛な思いをつづっている。上原は11日、「投げてますよ」のタイトルでブログを更新。「なかなか話が進まないね。ずっと待ってはいるけど、ここまで長引くとは思ってなかった」と、異常なペースで停滞するFA市場を嘆いた。

 現在もトレーニングを続け吉報を待つ右腕。これまで、ブルペン入りの動画を何度も同ブログに掲載するなど状態の良さをアピール。連投もこなし、変化球を解禁するなど今シーズンに向け準備万端だが「もうピッチャーのスプリングキャンプが始まるやん。ほんまにこれからどうなるのか…」と複雑な心境をつづっている。

 奇しくも、この日は所属先が決まっていなかったダルビッシュがカブスと6年137億円で契約合意と報じられた。FA市場が活性化する可能性もあるが、4月に43歳になる上原の去就決着にはもう少し時間がかかることが予想される。

 メジャーのスプリングキャンプは2月中旬から次々とスタートしていく。「気持ちの維持、これが難しいわ。こんなこと初めてだし、どうやっていけばいいのか…。ただ、これを乗り越えたら、また強くなれそうな気がするね」と、さらなる成長に期待を込めた上原。だが、最後は「契約があればだけど」と締めくくっている。再びメジャーのユニホームを着てマウンドに上がるため、厳しい状況の中でもベテラン右腕はトレーニングを続けていく。

(Full-Count編集部)

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